皆さん、こんにちは。 東京都江戸川区を拠点に関東一円で、耐火被覆工事を手掛けている株式会社 實川耐工です。
最近の建設業界では、若者離れが深刻化しています。かつては若年層も多く働いていたこの業界で、なぜ今、若者離れが進んでいるのでしょうか?
この記事では、建設業界で若者離れが進んでいる背景を探りつつ、近年の建設業界がどのように変わりつつあるのかをご紹介します。
この記事を通じて、新しい時代の建設業界の魅力を再発見し、あなたのキャリア選択に役立てていただければ幸いです。
■建設業で若者離れが進んでいるのは本当なのか?
建設業界で若者離れが進んでいることは事実です。国土交通省が発表した「最近の建設業を巡る状況について」によると、2023年の建設業就業者のうち、29歳以下はわずか11.7%しかいません。それに対して、55歳以上の労働者は35.9%を占めています。このデータからも、建設業界は若い世代が少なく、高齢化が進んでいることは明らかです。
過去を振り返ってみると、1998年には建設業の労働者のうち、29歳以下が22.0%、55歳以上が24.1%と、若年層と高齢層の割合はほぼ同じでした。しかし、その後、高齢者の割合が急増し、若者の割合は減少しています。この変化は、建設業界全体で深刻な課題となっています。
さらに、厚生労働省のデータによると、高卒の新規就職者の離職率は全産業の中でも高いことがわかっています。大卒の離職率についても、全産業よりは若干低いものの、製造業に比べて高い傾向があります。
若者が建設業界から離れていく原因はさまざまです。厳しい労働環境、長時間労働、安全面のリスクなどが挙げられます。これらの要因が重なり、若い世代が建設業界に魅力を感じなくなっているのです。
しかし、近年では建設業界も変わりつつあります。IT技術の進化により、労働環境の改善や作業の効率化が進んでいます。
■建設業の若者離れが当たり前と言われる理由
建設業で若者離れが当たり前と言われる理由には、以下のようなものがあります。詳しくみていきましょう。
・労働条件が厳しい
建設業界で若者離れが進む大きな理由の一つは、労働条件が厳しいという点です。長時間労働や早朝からの作業、悪天候でも行わなければならない仕事など、体力的に厳しい面が多くあります。近年では、特に夏の暑さが厳しくなっており、屋外での仕事を懸念する若者がいるのも事実です。
また、現場によっては重労働や危険を伴う作業もあり、安全面でのリスクが高いことも問題となっています。
・3Kのイメージが根強い
建設業界には3Kと呼ばれる「きつい・汚い・危険」というネガティブなイメージが根強く残っています。スマホやパソコンなど、IT関係の仕事が増え、肉体労働をする機会が減っている若者にとっては、ハードルが高いと感じてしまうかもしれません。
特に近年では、家計を支えるために我慢して働くよりも、ワークライフバランスを優先したいという若者が増えています。こうした若者のニーズに応えられる労働環境が求められている中で、建設業界は依然として過酷な労働条件や長時間労働が強調されがちです。
このため、3Kのイメージは多くの若者が建設業界への就職をためらう一因となっています。
・考え方や慣習が古い
建設業界には古い慣習や考え方が根強く残っていることも、若者離れが進む理由の一つです。例えば、年功序列の文化や、上下関係の厳しさ、柔軟な働き方への理解が不足していると感じる若者が多くいます。
また「見て覚えろ」というように、技術や知識を伝える方法が古いままで、仕事を覚えるのに時間がかかるといった点も課題です。デジタルツールの導入や新しい技術の活用が遅れている現場も見受けられます。
これらの点が、現代の若者の価値観やライフスタイルと合わないため、建設業界への就職を敬遠する一因となっています。
■現在、建設業界が行っている若者離れ対策とは?
これまで、建設業界の課題ともいうべきさまざまな問題を紹介してきましたが、近年では労働環境の改善を図る企業が増えてきました。その具体的な対策をご紹介します。
・長時間労働の改善
労働環境において問題となっているのは、長時間労働と休日の取得率の低さです。
建設業界では「2024年問題」を受けて、労働環境の改善を進めています。「2024年問題」とは、2024年から建設業においても時間外労働の上限規制が適用されることを指し、特別な事情がない限り、これを超えて長時間労働させることはできない決まりのことです。
この規制により、労働者の健康を守り、働きやすい環境を提供することが期待されています。さらに、週休2日制の導入も進められ、若者が安心して働ける職場作りが進行中です。
・DXの推進による業務効率化
デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進は、建設業界の大きな変革の一部です。情報通信技術(ICT)の導入により、業務効率化が進んでいます。
例えば、建設現場での3Dモデルを用いた設計や、ドローンを使った測量、AIを活用した品質管理などが普及しつつあります。これにより、従来の手作業に比べて効率が大幅に向上し、労働負担の軽減が実現されています。
さらに、自社でDXを推進することで生産性の向上が見込めるため、結果的に若者も働きやすい環境を作ることができます。
例えば、案件発生から工事完成までをクラウド環境で一元管理できるシステムを導入すれば、リアルタイムのデータ連動により、業務効率化が図れるでしょう。
DXの推進は、若者にとって魅力的な労働環境を提供する重要な要素となっています。
・建設業界の魅力を発信
建設業界は3Kのイメージが強くありますが、魅力も多い業界です。まず、賃金が上がりやすいことが挙げられます。技術を身につけることでキャリアアップが可能であり、努力次第で高収入を得るチャンスが広がっています。
また、建設業界は将来性がある産業です。インフラ整備や再開発プロジェクトなど、今後も仕事量が安定しており、長期的な雇用が見込まれます。
さらに、業界全体で働き方改革や福利厚生の充実が進められ、若者にとって働きやすい環境を提供しています。建設業界の魅力を正しく発信し、イメージアップにつなげる努力が進められています。
■まとめ
建設業界で若者離れが進んでいるのが事実ですが、その原因には労働条件の厳しさや「3K」のイメージ、古い慣習や考え方などが挙げられます。
しかし、業界全体で労働環境の改善やDX推進による業務効率化、イメージアップの取り組みが進んでおり、若者にとって働きやすい環境が整いつつあります。特に、賃金が上がりやすい、将来性がある、仕事量が安定しているといった魅力は、建設業界を再評価するきっかけとなるでしょう。
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